国立音楽大学|大学概要・カリキュラム・入試の最新情報を徹底解説!

国立音楽大学|大学概要・カリキュラム・入試の最新情報を徹底解説!
所在地:東京都
公式ページ(画像出典元):https://www.kunitachi.ac.jp/

国立音楽大学 概要

国立音楽大学(くにたちおんがくだいがく、Kunitachi College of Music)は、東京都立川市に本部を置く私立の音楽大学です。1926年創立、1950年に大学として設置され、日本の私立三大音楽大学の一つに数えられています。長い歴史の中で、数多くの著名な音楽家や教育者を輩出してきた名門校です。現在のキャンパスは西武拝島線・多摩都市モノレール線の玉川上水駅が最寄りです。

教育の特色

国立音楽大学の教育理念とカリキュラムは、学生が自律的で協調性のある音楽家・教育家として成長し、社会に貢献するための基盤を築くことを目指しています。

具体的には、以下のような学生の成長を促します。

  • 自主性・自律性の涵養
    • 本学は「自由、自主、自律の精神」を基本的理念として掲げており、学生が自らの意思で行動し、主体的に学ぶ意欲を重視しています。
    • 学生は、恵まれた環境の中で4年間、好きなことにのびのびと打ち込むことが推奨されています。
    • 専門実技の個人レッスンに加え、図書・楽譜・CD・DVDなど約40万点を所蔵する附属図書館や、108室のレッスン室、78室のピアノ練習室など、自主的な学習・練習をサポートする施設が充実しています。学生はWebからピアノ練習室の予約も可能です。
    • 学生の体験談からは、「やりたいことは迷わずやる」という姿勢や、結果が出なくても挑戦し続けることの重要性が語られています。
  • 協調性とコミュニケーション能力の育成
    • 「アンサンブルのくにおん」という伝統があり、「アンサンブル」は単に一緒に演奏するだけでなく、個人の技量を磨きつつ周囲と協調して一つの目標を達成する力を育むものとされています。これは社会において職種を問わず非常に重要な能力だと学長は述べています。
    • 教職員や他の学生と協調して学び、生活する中で自己を高める意欲が期待されています。
    • 所属専修(専攻)以外の学生との取り組みや、地域社会、国際社会との交流機会も豊富で、異なる立場の多様な人々との対話を通じて新しい発見や気づきが生まれます。
    • 弦管打楽器専修の学生は、アンサンブルの授業を通じて、多様な個性を受け入れながら協調性を保つコミュニケーション力を身につけられると語っています。
    • ジャズ専修では、他の奏者の音を聴き、意図を汲み取って演奏する能力がアンサンブルを通して高められると学生が実感しています。
  • 専門的な知識・技能と高度な思考力・表現力の修得
    • カリキュラムは1・2年次を「基礎課程」、3・4年次を「専門課程」とし、基礎課程で実践的な技能と知識の基本を身につけ、専門課程で学びを深めます。
    • 声楽専修では、正しい発声法の修得に加え、作品の背景理解を深め、イタリア語、ドイツ語、フランス語、英語などの他言語に応じた繊細なニュアンスを意識した歌唱表現を指導します。
    • 鍵盤楽器専修では、連弾やアンサンブルを通じて早期にアンサンブル能力を高めるとともに、作曲家の意図を楽譜から読み解き、自身の解釈を演奏に生かす力を培います。
    • 弦管打楽器専修では、個人レッスンの他に基礎課程から同属楽器アンサンブルを重視し、混合編成アンサンブルへと発展させることで演奏の幅を広げます。
    • ジャズ専修では、第一線で活躍する講師陣が実践と理論を並行して指導し、クラシックのレッスンも取り入れることで音楽家としての視野を広げ、創造的な演奏のできるジャズミュージシャンを育成します。
    • 作曲専修では、自由な発想を尊重しつつ、自己表現に必要な技術や様式を学び、高い実践力を手に入れるために自作品の実演機会を多く設けています。
    • 音楽デザイン専修(旧コンピュータ音楽専修)では、テクノロジーを基盤に、コンピュータプログラミング、録音・PA、創作技術を一体として修得し、学際的な音の世界を高い美意識で作り出す広義の「音楽家」を育成します。
    • 音楽教育専修では、音楽教育の意義や歴史、ICT活用、海外の状況などを幅広く学び、主体的・協働的な学習を通じて高い技能、幅広い知識、確かな指導力を身につけた「音楽ナビゲーター」を目指します。
    • 音楽療法専修では、理論と実践のバランスを重視し、音楽療法の専門技術を実践的に学ぶとともに、医療・福祉・教育・地域社会など多様な場面で応用できる力と音楽技能を養います。臨床実習を通じて現場での実践力を高めます。
    • 音楽情報専修では、音楽史、音楽理論、音楽美学、音楽民族学、楽器学、音響学などの専門知識を「音楽情報」として扱い、情報の収集、読解、編集、発信のプロセスを通じて情報リテラシーと表現力を修得します。学生は幅広い分野の音楽に触れ、互いの共通点や相違点を探ることで視野を広げます。
  • 幅広い知識と教養、社会への貢献意欲
    • 「教養科目」として人間、文化、社会、身体の4つの探究の世界があり、専門教育と有機的に連携した幅広い多彩な知識を身につけることができます。
    • 「共通選択科目」も豊富で、所属学科・専修に関わらず履修できるため、学生は多様な学びを通じて視野を広げることが可能です。
    • 「コース制」により、卒業後の進路を見据えて専門性をさらに高めたり、専門以外のスキルを磨いたりできます。例えば、音楽療法士コースや学校教育コース、マネージメント・コースなどがあります。
    • 将来、日本や世界の幅広い分野で、音楽家、教育家として、あるいは音楽による社会活動を通して、社会に貢献する意欲のある人を受け入れると明示されています。
    • キャリア支援として、学生支援課による個別相談、学内説明会、就職対策講座など、多様な進路選択をサポートする体制が整っています。インターンシップ制度も、専門科目やコース科目の授業の中で実践的に行われます。
    • 「くにおんで学ぶのは、すべての土台となる大切な基礎」であり、たとえ音楽の道に進まなくても、人生において役立つ普遍的な学びであると学長は強調しています。

国立音楽大学は、このような多角的な教育を通じて、学生一人ひとりの個性と感性を尊重しつつ、音楽的な専門能力だけでなく、社会で活躍するための人間力、適応力、そして主体的に未来を切り拓く力を育んでいます。

設置学科一覧

国立音楽大学には、以下の学科が設置されています。

  • 音楽学部
    • 演奏・創作学科
      • 声楽専修
      • 鍵盤楽器専修
      • 弦管打楽器専修
      • ジャズ専修
      • 作曲専修
      • 音楽デザイン専修 (※コンピュータ音楽専修は、2026年度入学生より音楽デザイン専修となります)
    • 音楽文化教育学科
      • 音楽文化教育専攻
        • 音楽教育専修
        • 音楽療法専修
        • 音楽情報専修
      • 幼児音楽教育専攻

大学卒業後の学びとして、ディプロマ・コースとアドヴァンスト・コースも設置されています。


2026年度 入学試験スケジュール

  • オンライン方式での試験の実施について
    • 一般選抜A日程およびB日程(大学入学共通テスト利用型)では、対面方式に加え、オンライン方式(ICTを活用した面接や実技動画の提出など)での試験が実施されます。出願時にいずれかを選択します。
    • 一般選抜B日程(大学独自試験利用型)、総合型選抜、特別給費奨学生総合型選抜、3年次編入学試験対面方式のみで実施されます。
  • 併願について
    • 一般選抜A日程では、第2志望の併願が認められています。併願できない組み合わせもあるため、「1志・2志併願表」を確認する必要があります。入試科目が異なる場合があるため、併願先で必要な科目を受験する必要があります。

総合型選抜

  • 推薦者を必要としない公募制入試です。定められた条件を満たしていれば、自らの意思で自由に出願できます。
  • 日程
    • A日程: Web出願 9/1[月]~5[金]、試験 9/27[土]~28[日]、合格発表 11/1[土]
    • B日程: Web出願 11/1[土]~6[木]、試験 11/29[土]~30[日]、合格発表 12/5[金]
    • C日程: Web出願 12/3[水]~8[月]、試験 12/27[土]、合格発表 2026年 1/9[金]
  • 試験科目
    • 演奏・創作学科 (声楽、鍵盤楽器、弦管打楽器、ジャズ):演奏実技、楽典(作曲専修を除く)、面接(音楽デザイン専修は口述試験)、書類審査
    • 作曲専修: 作品提出、和声または作曲課題、聴音、ピアノ初見視奏、面接、書類審査
    • 音楽デザイン専修 (※2026年度入学生よりコンピュータ音楽専修から名称変更): 口述試験、面接、書類審査
    • 音楽文化教育学科 (音楽教育、音楽療法、音楽情報、幼児音楽教育): 実技(声楽、ピアノ)、楽典、面接、書類審査
    • 書類審査には、志望理由を含む入学後の学修計画書(1,000字程度)、これまでの音楽を含む学びや活動の報告書、調査書などが含まれます。

一般選抜

  • A日程
    • Web出願: 1/8[木]~14[水]
    • 試験日程: 2/16[月]~18[水]
    • 合格発表: 2/20[金]
    • 試験科目:
      • 演奏・創作学科 (声楽、ピアノ・オルガン、電子オルガン、弦管打楽器、ジャズ、作曲、音楽デザイン): 専攻実技(作曲、音楽デザインは専攻)、聴音(ピアノ・オルガン、作曲、電子オルガン、弦管打楽器、ジャズは新曲視唱)、楽典。**大学入学共通テスト(外国語・任意の1科目)**の利用が必須です。
      • 音楽文化教育学科 (音楽教育、音楽療法、音楽情報、幼児音楽教育): 実技(声楽、器楽(ピアノ/電子オルガン))、新曲視唱(音楽情報専修はプレゼンテーションまたはパフォーマンス)、楽典。**大学入学共通テスト(外国語・任意の1科目)**の利用が必須です。
  • B日程
    • Web出願: 3/10[火]~13[金]
    • 試験日程: 3/20[金・祝]~21[土]
    • 合格発表: 3/23[月]
    • 試験科目:
      • 演奏・創作学科 (声楽、ピアノ・オルガン、電子オルガン、弦管打楽器、ジャズ、作曲): 専攻実技(作曲専攻は専攻)、楽典。**大学入学共通テスト(外国語・任意の1科目)または本学独自試験(国語(小論文)・英語)**の利用が必須です。
      • 音楽文化教育学科 (音楽教育、音楽療法、音楽情報、幼児音楽教育): 実技(声楽、器楽(ピアノ))、楽典(音楽情報専修はプレゼンテーションまたはパフォーマンス)。**大学入学共通テスト(外国語・任意の1科目)または本学独自試験(国語(小論文)・英語)**の利用が必須です。
  • 大学入学共通テスト試験科目について(NEW)
    • 2026年度入試から、「外国語」と「任意の1科目」を選択可能となり、より柔軟な入試システムとなります。
    • 外国語: 英語(リスニングを含む)、ドイツ語、フランス語から1科目選択。
    • 任意の1科目: 国語(近代以降の文章のみ)、地理総合,地理探求、歴史総合,日本史探究、歴史総合,世界史探究、公共,倫理、公共,政治・経済、地理総合/歴史総合/公共、数学Ⅰ,数学A、数学Ⅰ、数学Ⅱ,数学B,数学C、物理基礎/化学基礎/生物基礎/地学基礎、物理、化学、生物、地学、情報Ⅰから1科目選択。

特別給費奨学生総合型選抜

  • 既に演奏が社会で一定の評価を受けているレベルの学生を受け入れ、芸術的にも社会的にも卒業後の活躍が期待できる人材を育てることを目的としています。
  • 募集対象: 演奏・創作学科(声楽、鍵盤楽器<ピアノ>、弦管打楽器専修)。
  • Web出願: 11/1[土]~6[木]。
  • 試験日程: 11/30[日]。
  • 合格発表: 12/5[金]。
  • 試験科目:
    • 1次試験: 書類等選考、演奏実技(動画審査)、楽典。
    • 2次試験: 演奏実技、面接(1次試験通過者のみ)。
  • 特典:
    • 学費(入学金・後援会費を除く)が全額、半額、または30万円免除となります。
    • 通常のレッスンに加え、45分のレッスンを毎週受講できます。
    • 国際的に活躍する音楽家による特別レッスン、国内外の講習会受講の補助(最大2回まで、審査あり)があります。
    • 全額免除・半額免除は原則4年間給付(3年次進級時に継続審査あり)、30万円免除は原則2年間給付されます。
    • 特別給費奨学生として不合格でも、一定基準以上の成績の場合は「特別選抜入学生」として合格となる場合があります。

3年次編入学試験

  • 他大学、または短期大学において特定の条件を満たしている学生が、本学の3年次へ編入学できる入試です。
  • 日程
    • A日程: Web出願 12/3[水]~8[月]、試験 12/27[土]、合格発表 2026年 1/9[金]
    • B日程: Web出願 1/8[木]~14[水]、試験 2/16[月]~18[水]、合格発表 2/20[金]
  • 試験科目:
    • 演奏・創作学科 (声楽/鍵盤楽器/弦管打楽器/ジャズ): 専門実技、面接、楽典
    • 作曲専修: 作品提出、面接
    • コンピュータ音楽専修 (※2026年度入学生より音楽デザイン専修): 口述試験(作品提出および提出物に関するプレゼンテーション)、小論文、面接、楽典
    • 音楽文化教育学科 (音楽教育/音楽療法/幼児音楽教育): 小論文、面接(弾き歌いを含む)、楽典
    • 音楽情報専修: 小論文、面接、プレゼンテーションまたはパフォーマンス、楽典
  • 本編入学試験合格者については、本学コース制度の履修は4年次から可能となります(3年次からの履修は不可)。

※上記の情報は2025年3月現在のものです。 ※コンピュータ音楽専修は、2026年度入学生より音楽デザイン専修となります。


国立音楽大学 大学院 音楽研究科

国立音楽大学には、大学卒業後の学びとして「大学院 音楽研究科」が設置されており、修士課程博士後期課程があります。

1. 修士課程 音楽研究専攻

  • 設置専攻:
    • 声楽専攻
    • 器楽専攻
    • 作曲専攻
    • 音楽学専攻
    • 音楽教育学専攻
    • ※作曲専攻内には、2026年度入学生よりコンピュータ音楽コースから音楽デザインコースが設けられます。
  • 特長:
    • 各専攻における充実したレッスンなどの個人指導に加え、少人数のさまざまな研究や演習が行われます。
    • 声楽専攻、器楽専攻、作曲専攻では「研究法」の授業が開講され、課題研究報告に取り組みます。
    • 音楽学専攻、音楽教育学専攻では、個人の研究テーマに基づき個別指導による修士論文を完成させます。
    • 専攻領域を横断する「テーマ別演習」が提供されます。
    • 大学院オペラ、大学院歌曲コース・オラトリオコンサートなど、プロフェッショナルとして活躍するための演奏表現、舞台表現を身につける機会が年次ごとに設けられています。
  • 取得学位: 修士(音楽)
  • 資格: 高等学校教諭一種免許状(音楽)および中学校教諭一種免許状(音楽)を取得している場合、所定の単位修得により同専修免許状(音楽)を申請することができます。また、音楽療法士コースを修了(修了見込)することで、「日本音楽療法学会認定音楽療法士」の受験資格が取得可能です(学部で音楽療法を専攻していない方も対象となります)。

2. 博士後期課程 音楽研究専攻

  • 設置研究領域:
    • 声楽研究領域
    • 器楽研究領域
    • 創作研究領域
    • 音楽学研究領域
    • 音楽教育学研究領域
  • 特長:
    • 実技指導を行う教員と論文指導を行う教員が連携し、高度に専門的な指導を行う体制が整っています。
    • 1年次および2年次には博士後期課程研究コンサート、作品発表会が実施され、国際的に活躍できる演奏家、作曲家を目指します。
    • 年次ごとに研究報告書を提出し、査読制度のある学術誌への論文掲載も行い、専門的かつ独創的な研究を深めます。
  • 取得学位: 博士(音楽)、博士(音楽学)、博士(音楽教育学)

大学院生向けの奨学金制度

大学院生には、以下の独自の奨学金制度が用意されています。

  • 国立音楽大学大学院奨学金:
    • 修士課程: 入学時の成績優秀者に対し、2年間で100万円が給付されます(返還不要)。
    • 博士後期課程: 入学時の給付希望者全員に対し、3年間で50万円が給付されます(返還不要)。
  • 国立音楽大学大学院学費減免: 経済的理由により修学困難な学生に対し、学費の一部(20万円)が免除されます。
  • 国立音楽大学大学院私費外国人留学生学費減免: 経済的理由により修学困難な私費外国人留学生に対し、学費の一部(20万円)が免除されます。
  • 国立音楽大学同調会奨学金: 修士課程2年生の優秀な学生の中から経済的援助を必要とする学生に対し、20万円が給付されます(返還不要)。
  • 日本学生支援機構奨学金: 貸与型(第一種・第二種)と給付型の両方があり、家計基準や成績基準に応じて利用可能です。
  • 授業料後払い制度: 大学院修士課程の在学者が対象で、卒業後の所得に応じて授業料を納付する制度です(生活費奨学金も選択可能)。

大学院 音楽研究科 修士課程 入試情報

国立音楽大学大学院の修士課程は、音楽研究科に属し、音楽の専門分野における創造、表現、研究能力、および高度な専門性が求められる職業を担うための卓越した能力を培うことを目的としています。

1. アドミッション・ポリシー

本課程は、以下のような学生を受け入れます:

  • 学修に必要な知識や技能を有している人。
  • これまでの演奏・創作能力や研究能力をさらに向上させたいという強い意志を持つ人。
  • 将来、国内外の幅広い分野で、音楽家や教育家、または音楽を通じた社会活動に貢献する意欲のある人。

2. カリキュラム・ポリシー

国際的に活躍できる演奏家・創作家、または自律して研究を展開できる音楽学・音楽教育学の研究者を養成し、音楽文化の進展に寄与するため、以下の教育方針に基づいています:

  • 修士課程レベルでの音楽研究に必要な基礎知識や方法を総合的に修得する。
  • 各専攻・コースにおいて高度な教育研究を行う。
  • 声楽、器楽、創作、音楽学の各担当教員が連携し、課題研究の指導を行う。
  • 高等教育機関での指導法を修得する。

3. ディプロマ・ポリシー

所定の科目を修得し、修士論文等(声楽・器楽・作曲専攻では修了演奏・修了作品と課題研究、音楽学・音楽教育学専攻では修士論文)の審査および最終試験に合格した学生に学位(修士)が授与されます。修得すべき資質・能力は以下の通りです:

  • 音楽だけでなく、文化や芸術に関する幅広い知識・学識。
  • 説得力のある演奏能力。
  • 自己の創作理念・理論に基づいた創作能力。
  • 自己の演奏や創作に関する専門的な研究能力。
  • 音楽学および音楽教育学分野における専門的な研究能力。

4. 専攻・募集人員・標準修業年限

  • 専攻: 声楽、器楽、作曲、音楽学、音楽教育学。
    • 器楽専攻には、鍵盤楽器(ピアノ、オルガン)、伴奏、弦楽器(ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、コントラバス、ハープ)、管楽器(フルート、オーボエ、クラリネット、サクソフォーン、ファゴット、ホルン、トランペット、トロンボーン、ユーフォニアム、チューバ)、打楽器があります。
    • 作曲専攻のコンピュータ音楽コースは、2026年度入学生より音楽デザインコースとなります。
  • 募集人員: 合計58名。
    • 声楽専攻18名、器楽専攻22名、作曲専攻8名、音楽学専攻4名、音楽教育学専攻6名。
  • 標準修業年限: 2年です。
    • 音楽学専攻と音楽教育学専攻には長期履修制度が設けられており、原則2年分の学納金で最長4年まで延長が可能です。

5. 応募資格

大学を卒業した者または大学院入学までに卒業見込みの者、学士の学位を授与された者または見込みの者、外国において16年の学校教育課程を修了した者または見込みの者、文部科学大臣が指定した専修学校の専門課程を修了した者または見込みの者、文部科学大臣が指定した者、および本学大学院において個別の入学資格審査により大学を卒業した者と同等以上の学力があると認められた22歳に達する者。

  • 個別入学資格審査の申請期間は**2025年6月9日(月)~7月18日(金)**です。

6. 出願期間

  • Web出願登録期間: 2025年10月1日(水)9時~10月6日(月)23時59分
  • 入学検定料支払期間: 2025年10月1日(水)9時~10月6日(月)23時59分
  • 出願期間(書類郵送): 2025年10月1日(水)~10月6日(月)消印有効
    • 出願書類は大学の窓口では受け付けず、郵送のみです。

7. 入学検定料

  • 修士課程: 42,000円
  • 修士課程 外国人留学生入試: 50,000円
    • 第2志望併願の場合、追加の検定料は不要です。

8. 受験票

出願受理後、2025年10月24日(金)午前9時から「マイページ」より各自でカラー印刷し、試験当日に持参する必要があります。郵送はされません。

9. 試験科目

各専攻に共通科目と専門科目が設定されています。

  • 共通科目: 外国語(英語、ドイツ語、フランス語、イタリア語から1言語選択)と、音楽理論(和声)または西洋音楽史から1科目選択。
    • 声楽専攻は一次試験合格者のみ共通科目を受験します。
  • 専門科目概要:
    • 声楽専攻: オペラと歌曲コースに分かれ、それぞれ課題曲と自由曲の実技試験があります。オペラコースはモーツァルトのオペラのアリア1曲が課題、自由曲3曲から1曲選択(二次で残りの2曲から1曲指定)。歌曲コースはミサ、オラトリオ、カンタータ等の独唱曲1曲が課題、自由曲4曲から1曲選択(二次で残りの3曲から2曲指定)。
    • 器楽専攻:
      • 鍵盤楽器(ピアノ)コース: バロックから古典派、ロマン派以降のピアノ独奏用作品をそれぞれ1曲ずつ選び、合わせて30分程度のプログラムを提出・演奏します。
      • 伴奏コース: 任意のピアノ独奏用作品、声楽または器楽の伴奏作品(共演)、および初見視奏。
      • 鍵盤楽器(オルガン)コース: J.S.バッハの「トッカータ、アダージョとフーガ ハ長調 BWV564」を演奏します。
      • 弦管打楽器コース: 各楽器に指定された課題曲と自由曲(無伴奏曲も可)2曲の演奏、および初見視奏。
    • 作曲専攻:
      • 作品創作コース: 作品提出(楽器編成の異なる2曲の楽譜)、与えられた音列によるピアノ曲の作曲。
      • 音楽理論コース: 和声、与えられた主題によるフーガの作曲。
      • ソルフェージュコース: 和声、実技(自由曲演奏、新曲視唱、新曲視奏、誤奏指摘)、小論文。
      • 音楽デザインコース: 創作作品提出、研究計画書提出、小論文、口述試験(提出作品・研究計画に関するプレゼンテーション含む)。
    • 音楽学専攻:
      • 音楽学コース: 研究計画書提出、論文提出、筆記試験(音楽美学、音楽民族学、西洋音楽史、日本音楽史から1科目選択)、口述試験。
      • 楽器・音響コース: 研究計画書提出、成果提出(論文)、筆記試験(楽器学、楽器音響学、音楽音響学から1科目選択)、口述試験。
      • 音楽療法コース: 研究計画書提出、論文提出、口述試験(3分ほどの弾き歌い含む)。
    • 音楽教育学専攻: 研究計画書提出、筆記試験、口述試験。
  • 演奏審査に関する注意事項: 原則として演奏は暗譜で行うこと(指示がある場合や器楽専攻伴奏コースの課題曲(2)は除く)。伴奏はピアノ伴奏のみで、出願者が伴奏者を同伴する必要があります。

10. 試験実施期日および試験場

  • 試験日程: 2025年11月14日(金)~11月18日(火)
    • 器楽(オルガン)の実技試験日程は出願後に通知されます。
    • 留学生の面接は上記日程内で行われます。
  • 試験場: 国立音楽大学(東京都立川市柏町5-5-1)。

11. 合格発表

  • 合格発表日: 2025年11月20日(木)午前10時
  • 「マイページ」内「合否照会サイト」で発表されます。

12. 入学手続

  • 手続期間: 2025年11月25日(火)~12月10日(水)
  • 学費(2026年度):
    • 本学卒業生: 初年度合計 1,680,000円(入学金150,000円を含む)。
    • 他大学卒業生: 初年度合計 1,830,000円(入学金300,000円を含む)。
    • ※2年次には同窓会費20,000円が加わります(本学卒業生は除く)。

13. 奨学金制度

  • 国立音楽大学大学院奨学金: 入学時の成績優秀者に対し、2年間で100万円(授業履修費に充当)が給付されます(返還不要)。各専攻1名以内(器楽専攻は鍵盤楽器・伴奏と弦管打楽器に分け最大6名)。
  • 国立音楽大学大学院学費減免: 経済的理由により修学困難な学生に対し、学費の一部(20万円)が免除されます。
  • 国立音楽大学同調会奨学金: 修士課程2年生の優秀な学生の中から経済的援助を必要とする学生に対し、20万円が給付されます(返還不要)。
  • その他、日本学生支援機構奨学金(貸与型・給付型)や授業料後払い制度などがあります。

14. 取得できる学位・資格

  • 学位: 修士(音楽)。
  • 資格: 高等学校教諭専修免許状(音楽)、中学校教諭専修免許状(音楽)。
    • 音楽学専攻(音楽療法コース)の修了者(修了見込者)は、「日本音楽療法学会認定音楽療法士」の受験資格が取得できます。

大学院 音楽研究科 博士後期課程 入試情報

国立音楽大学大学院の博士後期課程は、音楽研究科に属し、高度に専門的な指導と研究を通して、国際的に活躍できる演奏家、作曲家、研究者を養成することを目的としています。

1. アドミッション・ポリシー

本課程は、以下のような学生を受け入れます:

  • 声楽研究領域、器楽研究領域、創作研究領域では、高度な演奏能力や創作能力を身につけ、自己の演奏論や創作理論を構築・展開し、国際的に活躍する演奏家や作曲家を目指す、意欲的に研究する意志と能力を有した人。
  • 音楽学研究領域と音楽教育学研究領域では、国際的に有意義な問題提起のできる質の高い研究者となるために、意欲的に研究する意志と能力を有した人。

2. カリキュラム・ポリシー

国際的に活躍できる演奏家・創作家や、自律して研究を展開することのできる音楽学や音楽教育学の研究者を養成し、我が国の音楽文化の進展に寄与するため、以下の教育方針に基づいています:

  • 博士課程レベルでの音楽研究に必要な知識や方法を総合的に修得する。
  • 西洋音楽ならびに日本の近現代音楽の研究に必要な知識と方法を総合的に修得する。
  • 各研究領域における専門的な研究を行う。
  • 声楽、器楽、創作担当教員と音楽学担当教員の連携による、領域横断的な教育・研究を行う。
  • 高等教育機関における教員を養成する。

3. ディプロマ・ポリシー

所定の科目を修得し、博士論文等(研究領域により博士修了リサイタルまたは博士修了作品発表会を加える)の審査および最終試験に合格した学生に学位(博士)が授与されます。修得すべき資質・能力は以下の通りです:

  • 自律して演奏会を企画し、説得力ある演奏を行うことができる。
  • 研究を基礎にした自己の創作理念・理論による創作ができる。
  • 自己の演奏や創作を進展できる研究ができる。
  • 音楽学ならびに音楽教育学の分野において独創的な研究ができる。
  • 高等教育機関において教授できる。

4. 教育課程の概要

  • 音楽研究専攻の中に、声楽研究領域、器楽研究領域、創作研究領域、音楽学研究領域、音楽教育学研究領域という5つの研究領域が置かれています。
  • 日本の近現代音楽をすべての研究領域で取り上げ、明治以降の日本人による西洋音楽様式で創作された作品の演奏論や、邦楽器を用いた創作などの研究を幅広い視点から領域横断的に行います。
  • 高等教育機関へのキャリアパスとして、1年次に「教授法」(選択科目、2単位)を履修し、TA(ティーチング・アシスタント)の研鑽を積む手助けをします。また、RA(リサーチ・アシスタント)となり、より高度な学術研究の担い手となるための実践的な研究業務を行う機会が設けられています。
  • 声楽研究領域、器楽研究領域、創作研究領域の研究指導は、実技指導を行う教員と論文指導を行う教員が連携し、総合的な指導を行う体制が整っています。

5. 取得学位

  • 博士(音楽)Doctor of Musical Arts
  • 博士(音楽学)Doctor of Philosophy in Musicology
  • 博士(音楽教育学)Doctor of Philosophy in Music Education

6. 専攻・領域と募集人員

  • 専攻: 音楽研究。
  • 研究領域: 声楽、器楽、創作、音楽学、音楽教育学。
  • 募集人員: 合計5名
  • 標準修業年限: 3年です。

7. 出願資格

修士の学位または専門職学位を有する者および入学までに取得見込みの者、外国において修士の学位または専門職学位に相当する学位を授与された者または入学までに授与される見込みの者、国際連合大学の課程を修了し修士の学位に相当する学位を授与された者または入学までに取得見込みの者、文部科学大臣の指定した者、および本学大学院において個別の入学資格審査により修士の学位または専門職学位を有する者と同等以上の学力があると認められた24歳に達する者。

  • 個別入学資格審査の申請期間は2025年10月1日~11月28日です。

8. 出願期間

  • 2026年1月13日(火)~1月20日(火)消印有効
    • 出願書類は一括して郵便局の速達簡易書留またはレターパックプラス(赤)で郵送してください。大学の窓口では受け付けません。
    • 海外から出願書類を送付する場合は、消印有効期日の1月20日(火)までに記載済みの願書を写真に撮るかスキャンし、メール添付で入試センターへ送ることも可能です。

9. 入学検定料

  • 博士後期課程: 42,000円
  • 博士後期課程 外国人留学生入試: 50,000円
    • 銀行振込とし、自動振込機による振込はできません。

10. 受験票の送付

上記の出願手続を行った方には、受験票および入試日程表が送付されます。**2026年2月13日(金)**までに届かない場合は、入試センターへ申し出る必要があります。

11. 試験科目

各研究領域によって試験科目が異なります。

  • 声楽研究領域・器楽研究領域:
    • 研究報告審査(修士論文、修士課程の課題研究報告、またはこれに相当する論文等)。
    • 小論文(博士後期課程における研究計画について)(90分)。
    • 口述試験(研究報告、小論文に関して)。
    • 演奏審査(研究テーマに関わるプログラムより声楽は20分以上、器楽は30分程度の演奏。演奏曲は当日指定し、全て暗譜が原則。ただし、室内楽や不確定性を含む現代曲の場合はこの限りではない)。
    • 外国語(英語、ドイツ語、フランス語、イタリア語より1言語選択。辞書1冊のみ持ち込み可、電子辞書は不可)(60分)。
  • 創作研究領域:
    • 研究報告審査(修士論文、修士課程の課題研究報告、またはこれに相当する論文等)。
    • 小論文(博士後期課程における研究計画について)(90分)。
    • 口述試験(提出作品、研究報告、小論文に関して)。
    • 作品審査(研究テーマに関わる作品の審査。研究テーマが「作曲」の場合は製本楽譜3作品程度が必須)。
    • 外国語(英語、ドイツ語、フランス語、イタリア語より1言語選択。辞書1冊のみ持ち込み可、電子辞書は不可)(60分)。
  • 音楽学研究領域:
    • 論文審査(修士論文またはそれに代わる論文)。
    • 小論文(博士後期課程における研究計画について)(90分)。
    • 口述試験(修士論文、小論文に関して)。
    • 外国語(言語科目):英語、ドイツ語、フランス語、イタリア語、日本語(古文)より2言語選択(明治以前の日本を研究対象とする場合に限り、日本語(古文)を選択可)。ただし、研究分野が楽器・音響または音楽療法の場合は1言語選択(日本語(古文)は選択不可)(各言語につき1冊のみ辞書持ち込み可、電子辞書は不可)(各60分)。
  • 音楽教育学研究領域:
    • 論文審査(修士論文またはそれに代わる論文)。
    • 小論文(博士後期課程における研究計画について)(90分)。
    • 口述試験(修士論文、小論文に関して)。
    • 外国語(英語、ドイツ語、フランス語、イタリア語より1言語選択。辞書1冊のみ持ち込み可、電子辞書は不可)(60分)。
  • 外国人留学生: 日本語試験関係書類の提出に加え、すべての研究領域で外国語試験の受験が必要です。外国語は母語選択も可能です。日本語試験は日本留学試験(EJU)または日本語能力試験(JLPT)の成績により判定されます。

12. 選抜方法

提出論文(作品)、演奏審査、研究計画、口述試験の審査結果および出願書類の内容に基づいて総合的に判定されます。ただし、外国語が基準に満たない場合は不合格となります。

13. 試験日程および試験場

  • 試験日程: 2026年3月2日(月)~3月3日(火)
    • 予備日は3月4日(水)です。
    • 試験日程は、志願者数等によって変更する可能性があります。詳細については出願後に送付される入試日程表でお知らせします。
  • 試験場: 国立音楽大学(東京都立川市柏町5-5-1)。

14. 合格発表

  • 合格発表日: 2026年3月9日(月)午前10時
  • 本学Webサイトにて発表されます。

15. 入学手続

  • 手続期間: 2026年3月9日(月)~3月13日(金)
  • 納入金(2026年度):
    • 本学修士課程修了者: 初年度合計 1,680,000円(入学金150,000円を含む)。
    • 他大学修士課程修了者: 初年度合計 1,830,000円(入学金300,000円を含む)。
    • ※3年次には同調会入会金20,000円が加わります(本学学部または修士課程在学中に納入している方は除く)。

16. 奨学金制度

  • 国立音楽大学大学院奨学金: 入学時の給付希望者全員に対し、3年間で50万円(授業履修費に充当)が給付されます(返還不要)。
  • 国立音楽大学大学院学費減免: 経済的理由により修学困難な学生に対し、学費の一部(20万円)が免除されます。
  • 国立音楽大学大学院私費外国人留学生学費減免: 経済的理由により修学困難な私費外国人留学生に対し、学費の一部(20万円)が免除されます。
  • その他、国立音楽大学同調会奨学金や日本学生支援機構奨学金(貸与型・給付型)、授業料後払い制度などがあります。

【外国人留学生志願者への共通注意事項】

  • 入学時までに「留学」の在留資格を有している必要があります(「永住者」を除く)。
  • 確実な身元保証人(日本国内に居住し、学費と一身上に関する一切の責任を負える成年者)が必要です。
  • 博士後期課程の外国人留学生は日本語能力試験(JLPT)N1合格が条件であり、修士課程ではN2以上合格が条件です。
  • 外国人留学生の場合でも、博士後期課程ではすべての研究領域で外国語試験の受験が必要です。修士課程の外国人志願者は共通科目の外国語試験は受験不要です。

詳細な情報や最新の変更については、国立音楽大学の公式ウェブサイトまたは各募集要項を直接ご確認ください。

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